TAKECOAT®-1000(タケコート®-1000)
商品概要
TAKECOAT®-1000(タケコート®-1000)は、特殊下地被膜とフッ素樹脂被膜を組み合わせた2層構造に特殊な処理技術を複合化させた商品で、被膜は薄膜で高い防錆防食性能と耐久性能を有し、表面の高い潤滑性能を実現した商品です。
主な特長
- 防錆防食性
-
高い防錆性能を有する被膜が2層構造となっているため、数々の海上海中等の屋外曝露試験や使用実績、第三者機関(JQA、アメリカのKTA社等)での室内促進腐食試験でも優れた性能を実証しています。
- 耐久性(ボルトの安定した締付性)
- フッ素樹脂被膜の高い潤滑性と硬さにより、被膜表面に数十tの高荷重や剪断力をかけても被膜の損傷剥離はほとんど発生しません。又、損傷部分からの錆発生も極めて少なくなっています。(ボルト等の部品の締付に有効)
- 耐熱性
-
フッ素樹脂特有の性能から優れた耐熱性、耐冷媒性を有します。
- 連続使用温度:-196℃~+200℃
- 間欠使用温度:-196℃~+230℃
- 絶縁性
-
フッ素樹脂被膜は薄膜で非常に硬い被膜で、ピンホールもほとんどありません。そのため(すきま腐食)、(異種金属接触腐食)、(ピッチング腐食)、等の防止に効果があります。
尚、ステンレスフランジに鋼製ボルトのタケコート®処理を御使用の場合は、平座金(タケコート®-1000処理)を必ず御使用下さい。
※高電圧環境での絶縁性にはエレカットをお薦めします。
主な用途
長期に亘り防錆防食性が要求される部材(ボルトねじ部等)の表面処理被膜に効果を発揮します。
- 橋梁
- 地下セグメント
- 地下埋設管
- 海洋構造物
- 石油プラント等の締結用ボルトや金属部材等
※TAKECOAT®及びタケコート®は(株)竹中製作所の登録商標です。
- 他の特殊表面処理