スーパー汎用 二相系ステンレス
スーパー汎用 二相系ステンレス
商品概要
二相系ステンレス鋼とは、高クロム(Cr)に適量のニッケル(Ni)を添加して、オールステナイトとフェライトの二相の組織を構成し、高強度・高耐食性を持つステンレス鋼です。

主な特長
高強度
Mo(モリブデン)とN(窒素)が高いため、引張強さがオーステナイト鋼より汎用二相系で25%、スーパー二相系で35%以上高く、延性・衝撃特性にも優れています。また、密度が高く高強度のため、設計上の板厚・シャフト径などを最小に押さえることができ、スペースの確保・軽量化・コストダウンにつながります。
高耐食性
高クロム(Cr)にニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)、窒素(N)を添加して、PREN値(耐孔食性指数)が汎用二相系ステンレスで35以上、スーパー二相系ステンレスで40以上になるように設定されています。

主な用途
ファスナー類からシートメタル・ウエルディング加工まで各種ニーズに対応が可能です。
切削加工品
鋲螺類全般 素材径φ6~φ200 少量多品種に対応
板金部品
レーザー・ターレットパンチ・ベンダー加工による板金部品、座金、コントロールBOX、スイッチパネル など
熱間鍛造ボルト
切削品より安価な熱間鍛造ボルトM12~M42まで製作。シグマ相の析出検査ミクロ組織検査データ、塩水噴霧試験データ提出いたします。
溶接部品
部品と部品の溶接Assyによる、シャフト、グレーチング など